キミの隣は特別席
1年が終わるころ
「頼む!!やってくれ!」
俺の目の前で頭を下げる西先生。
「なんで俺が?」
マナと一緒に職員室に来るよう放送で呼ばれたため、俺の隣にはマナがいる。
「今年、立候補者がいなくてな!お前ら学年1,2位同士だし、仲いいし…頼む!!」
「優一、仕方がないよ。引き受けよう、生徒会長!」
マナが渋々といった様子。
この高校は2年生が主に活躍している。
「そうか、よかった!春沢が会長で、城田が副会長な。あとは好きにしていいから。」
はぁ!?俺が会長?
西先生から生徒会室のカギを受け取り、職員室を出た。
「絢たちに言いに行こう?」
「そうだな。会計は樹で、書記は…佐原、雪音?」
書記はどっちでもいいな…
「絢は家のことで忙しいから…書記は雪音ちゃんで絢にはお手伝いさんって感じはどう?」
「それがいいな。」
佐原は佐原先生と2人暮らしで家事全般してるらしいし…あまり大変な役目は控えた方がいいな
それから3人知らせると、快く引き受けてくれた。
それから新学期に向けて生徒会の準備を進めた。
俺は入学式で生徒代表挨拶をすることに…
緊張はしないけど…面倒…
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