キミの隣は特別席

一階の綺麗なラウンジ


そこに同い年ぐらいの女の子があたしたちに手を振っている。


あの子が灘崎さんかな?背低くて可愛いー目大きいー



「灘崎。約束通り連れて来た。俺の彼女の城田マナ」

声の感じからして怒ってますね、優一。


一応ペコっと礼をした。

「初めまして、灘崎奈津穂です。」

裏がありそうな笑みを浮かべている。

「は、初めまして、城田マナです。」


見られてる!見られてる!何?この子…



「座って話そ。」

優一がそう言ったので、灘崎さんの視線が外れた。



ふぅー助かった‥‥


座ろうとした瞬間――


「堂々としてろ」

春沢に耳元で言われた。


耳元で言わないでよ!でも、緊張が少しほぐれた気がした。




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