キミの隣は特別席

「私に何の用でしょうか?」

「聞きたいことがありまして。」

昨日藤本さんから受け取ったデータが本物なのか知るために今日は来た。というか、受け取った紙に確認しろと書かれていた。




バックの中からノートパソコンを取り出し、ある画面を森さんに見せた。その画面を見た途端、彼の顔が真っ青になった。

「その様子だと…」

「ど、どうしてこれを?!」


認めた!もう今日の仕事済んだ!


「やはりこれは本当なんですね?」


森さんははっとした顔を俺に向けた。

「これから言うことをよく聞いてください。」

森さんはじっと俺を凝視している。その顔は狼狽していた。

「俺のこと社長からどこまで聞いたがわかりませんが、これを社長にみせます。」

「えっ?社長のお嬢さんと婚約されてるんじゃ…?」


やっぱり誤解してるし…


「してません。する気もありません。迫られてますけどね…」

そうなんですかと森さんは呟いた。






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