鮮やかなもの
まだ同居して1週間。

優心には家族がいない。

両親は他界していて、血を分けた妹とは音信不通。

優心は無心でひたすらフライパンを洗い続けたが、むかつくものはむかつく!

でも同居を望んだのは、自分だ。

優心は根が真面目だ。

だからこそ類には何も言えなかった。

自分さえ頑張れば、なんとかなると思っていた…。
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