my sweet house〜イケメンと一つ屋根の下で〜


何も聞いてねぇのって、一体何なの?


この人誰?


考え込んで居ると、


「あー‥聞いてないか。俺は今日からここに住むことになってる者です。」


『は?!ここにって、ここに??』


床を指差して驚いて答えると


「そう、ここに。ちゃんとあんたの両親に許可貰ったんだけど。聞いてないっぽいね。」


『何それ!!聞いてない!!』


へ?


一人暮らしじゃ無かったの?


この人と一緒に暮らすの?!


焦りながらも、お母さんの携帯に電話をすると


《言うの忘れてたわ。そう、その人と二人でその家に住みなさい。その方が泥棒とか痴漢の心配も無いでしょ?
お母さんたちもう飛行機の時間だから。じゃーね!》


『ちょっ、お母さん!』



文句を言う暇も無く電話は、切れた。


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