˚✧₊🫧恋は、空想の中。🫧₊✧˚(恋空)
写真で見たイケメンの天使が、大声で喋りながら近付いてきた。

「お待たせーい!!待った?」


写真で見たときは、可愛くて小さな男の子みたいって思ってたんだけど。
実際会うと背も高いし、全身高そうなブランドものだしで緊張する…。
それと、声はイメージより低かった。
若干ヤンキーっぽいしゃべり方もあって、ちょっとビビってしまう。


「う、うん!大丈夫。お店は、あっちだっけ?」

これ以上、この場で大声出されたら恥ずかしいから。そそくさとお店に向かう。笑

イケメンの天使は、慣れた感じで、お店まで連れてってくれた。
個室に案内されて、L字型のソファに腰掛ける。ちょっとドキドキ。

店内にはちょっと懐かしめのアニメの曲が流れてた。
彼は口ずさみながら、ソファの隣に座ってくる。

今日の服装はアプリのあの写真と同じ服だった。
あ、これ…私が好きって言ったから?

上着を脱いだ時、ふわっと爽やかな香水が香ってきた。

…写真通り、本当に綺麗なひとなんだなあ。
なんか不思議な気分。。。宇宙にいるみたいな。


二人でごはんを食べながらお話していると、だんだん緊張もほぐれてきた。

―いつからホストしてるの?

―お店はどんな感じ?

―彼女とかいる?

ホストクラブも水商売のお店も初めてだし、いっぱい質問した。

「担当」とか、「ヘルプ」とか、「飲み直し」とか。

いろんな用語があって、初めて聞くものばかり。私、初心者なんだけどー。。。

「難しいかw ま、行ってみたら分かるわw」

うん、それもそーか。笑

せっかく初めてのホストクラブだし、楽しもー♪
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