夏色物語

 来たのは学校から
それほど遠くない漁港。

 カモメが数匹空を
のんびりと跳んでいる。

「おぉ海じゃーん」

 ご機嫌なソイツは
海へ近づいていった。
肩を抱き疲れてる私ものそのそと
着いて行く。

「ちょっと、そこまで海に
近づいたら落っこちるわよ?
まあいいけど」

「そんときは道連れ」

「てめえ」

 それでも初めて出会ったときと
比べると私の声は穏やかになっていた。

 コイツと普通に話してる…
私が??

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