Nightmare of Light.




『……アイコちゃん』



空気感とか、俺を見る目とか、面白いくらいに変わった。

ああもう無理だって、これは無理だって。


だから言うなれば、俺のほうがおまえを信じちゃってたってこと。



『なら、家出よっか僕』


『え…?』


『殺されるかもしれないけど、…いいんだ。アイコちゃんが僕のそばに居てくれるなら』



それが普通の反応だってことも、わかっていた。

所詮俺たちは荒くれ者で、はぐれ者の集まり。


世間にとっても居なくなったほうがいい世界に身を置いてるけど、世間が最終的に頼ってくる場所がなぜか俺たちでもある。



『守るよ僕が。ぜったい、絶対に守る。血の1滴だってアイコちゃんには付けないって約束する』



どうか僕の手を取って。

こんな僕を初めて必要としてくれた女の子なんだ。


とある男と比べられ続けて出来損ないだと言われ続けてきた男にとって、どれだけ光のような存在だったか。



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