Nightmare of Light.




「こっ、こわいぃ…っ」


「……ごめん」



わかっている。
あなたは怖くなければいけない。

相手に恐怖を与えられる存在でなければいけないって。


たとえ自分の意思じゃなかったとしても、自分で自分を殺した結果だとしても、あなたが決めた道は今なのだから。



「ごめ、な…さいっ」


「…怖くない怖くない。謝んなくていーの。俺がちょっと余裕なかっただけ」



出会ったばかりの頃みたい。


ぽん、ぽん、って。

小さな子供をあやすみたいに優しく叩いてくれるの。


あのときはぎこちなくて不慣れだった動きも、出会って3年。


ずいぶんスムーズになった。



「いずれおまえが天鬼に取られんじゃないかって、たぶん怖いのかも俺」



だから消しときたい。

おまえが関わった存在を片っ端から───、



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