プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
 子供たちがいなくなったならと、莉都花は柊仁に忠告をする。

「思春期なんだから、接し方には気をつけないと本当に嫌われるよ?」
「しかたないだろ。かわいくて構いたくなるんだよ」

 この人は本当に愛情が深い。子供たちへも惜しみなく愛情を注いでいる。

 もう少し明日実が大きくなれば、仲よし親子に戻ってくれるだろうと思っているが、避けられている今は不憫に思えてならない。

「それが柊仁だもんね。でも、落ち着くまでは少し我慢しないと。その代わり、今は私に構ってくれたらいいんじゃない?」
「っ! もうりっかちゃんはいくつになってもかわいいね。ずっと俺の天使」
「はいはい」

 ぎゅうぎゅうと莉都花を抱きしめながら、お得意の甘い言葉を囁いている。

「莉都花、好きだよ。今も大好きだから」
「知ってる。毎日愛されてるから」

 子供たちがいないのをいいことに、二人はリビングで甘い口づけを交わした。

 どれだけの月日が流れても、この愛は一向に冷めない。

 きっと莉都花はこの先も負け続けることだろう。彼の一途な愛に。


~完~
< 154 / 154 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:44

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

妹に許婚を奪われたら、冷徹CEOに激愛を注がれました~入れ替え婚!?~
  • 書籍化作品
表紙を見る 表紙を閉じる
大好きだった許婚に裏切られた円香 結婚に向けて幸せ絶頂のときを過ごしていたはずなのに、 彼は妹と浮気に走っていた 思い描いていた未来をなくし、円香は生き方さえわからなくなる ひどく塞ぎ込み、新しい未来も描けない そんな円香を救ってくれたのは、 冷酷と噂される妹の元婚約者・彰史であった 冷たいはずの男の大きな愛に導かれ、 新たな愛と夢を見つけるラブストーリー ※2024/05/10 完結 ※別作品にて番外編を公開中
愛なき政略結婚は愛のはじまりでした

総文字数/103,707

恋愛(純愛)177ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
雅は大企業の御曹司・清隆と政略結婚をする 二人の間に愛はない 清隆に干渉することは許されず、 雅がすべきはただ妻としての役割を果たすことだけ けれど、結婚生活を続けるうちに二人の関係は少しずつ変わっていって…… 愛を知らない二人が初めての愛を知る 政略結婚から始まるラブストーリー ※2023/12/30 完結 ※別作品にて番外編を公開中
表紙を見る 表紙を閉じる
「君が理想の妻でいてくれるなら、これからも最大限の愛をあげるよ」「偽りの愛なんて欲しくない……」 「ごめん。間違いだった。抱くべきじゃなかった」「……それならどうして抱いたのっ」 「……僕は、美鈴が幸せならそれでいい」「ずっとあなたが好きだった」 ――――――――――― エリート商社マンの千博と結婚した美鈴 千博は出世頭で、見目はよく、性格も優しい そんな誰もが羨む彼に溺愛され、幸せな日々を送っていたはずだった しかし、ある時千博の本心を偶然耳にしてしまう 美鈴に愛はないと 千博は理想の人生を歩むために打算で美鈴と結婚していた 偽りの愛を向けられていたと知った美鈴は思い悩む 表面上は愛されていても、嘘の愛は到底受け入れられない けれど、簡単に切り捨てることもできず…… 美鈴が取った行動はまさかの離婚前提の交際だった!? 果たして離婚に向けて嘘偽りのない交際を始めた美鈴と千博に待ち受ける結末とは―― ※2025/03/02 完結 ※後日談を別作品にて公開中

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop