プレイボーイと恋の〝賭け〟引き
 話に区切りがついたところで、莉都花は明日実に大事なことを知らせる。

「ほら、明日実。時間ないんじゃないの? 出かけるんでしょ?」
「あっ、ヤバい!」

 明日実は時計を見て叫んでいる。

 今日はクラスの子たちと遊ぶ約束があると聞いている。服をあれこれと選んでいたのもそのためだ。

 出かける時刻が迫っていることに気づいた明日実は、準備の続きをしに、慌てて自分の部屋へと戻っていった。

 その直後に直輝も立ち上がる。そして、「俺も出かけてくる」とだけ言って、ふらっと家を出てしまった。

 リビングには莉都花と柊仁二人だけが残された。
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