過去を知りたがる女【短編】
私は、なんとなしにあのBARで彼を待った。

しかし、彼は現れなかった。



忘れかけた頃、新聞のある記事が目に留まった。


『先日発見された死体の身元が判明。死体には複数の銃弾の跡』


顔写真は、随分若かったが、私にはすぐにわかった。



『藤井伸哉』それが彼の名前だった。

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