クールで無口な彼の本性は、アイドルオタクでした⁉︎

ライブ当日&告白⁉︎

ライブ当日。
「おはよう!行こっか!」
「おはよ。遅えんだよ。はやく行くぞ」
「ごめん!」
稚隼は何やら大きなバック&ポーチを持っている…怪しい。
上着を羽織っていて、暑くないのかなと思ってしまう。
ライブ会場に着くと、稚隼の雰囲気が一変した。
バックからは自作の【あれっぷLOVE】のキラッキラのうちわを取り出し、ポーチからはペンライト(5本)を片手に持った。
上着を脱いで、Tシャツは縦に赤と紫!それぞれ、あっぷる ぐれーぷ と名前が刻まれている。
稚隼は完全に、ファンモードONだ‼︎
『みんな〜、今日は来てくれてありがとう‼︎』
あっぷるが現れ、満面の笑みで告げると、黄色い歓声が響く。
その中に、稚隼も…。
「わぁぁぁぁぁぁ‼︎ あっぷる〜!」
うちわとペンライトを見えないくらいのはやさで降っている。
そんなことしたら、せっかくのうちわが見えないけどいいの⁉︎
「ファンサして‼︎ ファンサして‼︎ 3秒見つめて!あっ、ぐれーぷだ!応援してます‼︎‼︎‼︎‼︎」
ほとんど叫び声になってるよ…。
私は最推しのあれっぷよりも__ずっと稚隼を見てた気がする(色々な意味でね)。
「はぁ…もう終わっちゃった」
稚隼が残念そうに言う。
声は、かれていて、ペンライトとうちわをしまい、上着を羽織る。
「帰るぞ」
ギャップが‼︎
いきなりファンモードがOFFになっちゃった!
「う、うん」
わっ…!いきなり手をつないでくれた‼︎
「どっか、寄る?」
「あ、ええと…どうしよっか」
あー‼︎ せっかく訊いてくれたのに…!
私ったら、ダメだなぁ。
「昨日、茉白がさ、俺に訊いただろ。好きな人いるかって」
「う、うん」
なんでその話⁉︎
せっかくそらせたと思ったのに〜…!
「見つけた。茉白だった。俺、茉白のことが好きです」
え?
なになに、どういうこと⁉︎
いきなりすぎない?ウソ告?
「俺、昨日、家に帰ってから、真剣に考えたんだ。いつも学校では甘ったるい声しか出さない女子にうんざりしてた。けど…推し友達をみつけて、俺の好きなパンケーキ一緒に食って。俺の本性も嫌がらずにライブにも行ってくれて。いつも笑顔で、ちょっとバカなとこ__俺、好きだ。好きだからこそ、茉白の本当の気持ちを聞かせてほしい」
私は…親友の萌歌とわかちあえないこの推し活の楽しさを稚隼とできて…嬉しかった。
だけど、アイドルオタクってことを知って。ちょっとショックだったけど、それでも私は。
そのギャップに惹かれて、推しのあれっぷよりも稚隼を見てた。
だから、この気持ちは__
「私も好きです」
「…っ」
稚隼が目を瞬く。
「嬉しい。また推し活一緒にしような」
「もちろん。…これからも、彼氏としてよろしくね」
「当たり前だ。よろしく、茉白。彼女として」
アイドルオタクな彼と、私。
これからも、どうぞよろしく__

end
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