初恋、叶えてもいいですか?
「いやいやいや、冗談だよね?」
そんなの、信じられるわけないし!!
だって私たちそんなに話したことないし、何ならこんなに話すのは今日が初めてだし?
大西くんの周りにはいつも可愛い女の子が集まっていて、今だってゼミの女の子達の視線を集めていて……。
そんな人に、私のことが好きどころか、初恋です!なんて言われて信じられるわけがない。
「なぁ、中島さん。どうやったら槙田ちゃんが初恋だって信じてもらえる?」
「さあ?とりあえず、女遊びやめたら?」
「ああ……まあ。それは、そうだね」
私の隣に座る中島さんこと沙夜ちゃんのばっさりとした物言いに、大西くんは苦笑いしている。
「じゃあ次は、槙田ちゃんに質問ね?」
沙夜ちゃんの方を向いていた大西くんの視線が、急にこちらに向けられた。
その瞳があまりにも優しくて、こんな風に大西くんにみつめられたら、普通の女の子ならコロリと簡単に恋に落ちてしまうんだろうと思う。
まあ、私は普通の女の子じゃなくて、スーパーファザコン娘だから、大西くんにはそう簡単に落ちないけどね……!?