10人家族になりました!
引越しのお手伝い
— 詩 side —
引越しの手伝い!
「じゃあ次はみんな、自分の部屋と共有スペースを整えよう!」
パパの掛け声で、リビングが一気に活気づいた。
「引越しの荷物、トラックからもう届いてるってよ!」と柚姉がスマホを見ながら教えてくれる。
「詩、依、手伝える?」と怜姉が声をかけてくれたので、私と依は元気よく「はいっ!」と返事!
——そう、早坂家は、ちょっとした“豪邸”なのだ。
玄関も広いし、部屋数もたくさんあるし、なんならリビングは二階吹き抜け!
「この広さ、住んでもいいの!?」って朱莉さんが玄関でぽつりとつぶやいてた。うん、最初はみんな驚くんだよね。分かる〜。
「それじゃ、作戦会議しまーす!」
柚姉が声を上げて、玄関ホールにみんなが集合。
大きなホワイトボードまで持ってきて、「作戦名:大引越し大作戦」をでかでかと書く。
「うちの部屋割りはこんな感じ!」
◆ 早坂家:
パパ&朱莉さん → 一階奥の大人の寝室
詩&依 → 二階の子ども部屋その1
怜&柚 → 二階のツインルーム
◆ 朱莉さん側:
理人&綾人 → 二階の子ども部屋その2(仕切り付き)
結斗&郁斗 → 一階の和室(子どもが遊べるスペースに改装中)
「私たち、ちゃんと部屋を確保してるからね!」と柚姉がドヤ顔で言うと、綾人くんが拍手して「えっ、なんかもう完璧じゃん!」って感心してた。
♦︎その他の部屋
音楽室:
完全防音でグランドピアノが2台あるよー!
あんまり入ったことないから、何があるとか全然わかんないけど色んな楽器があるらしい!!
ダンススタジオ(通称:スタジオ):
四方八方がガラス張りになってるんだ!
スピーカーもあるしすごいよねっ!?
— 理人 side —
「……すごい、計画的だな」
ホワイトボードに細かく書かれた部屋割りや荷物の動線。
ダンスの振付と同じくらい緻密。怜さんが少し離れたところでホワイトボードを直してる。
ふと、柚さんがこっちを見てニッと笑った。
「理人くん、力仕事得意? ピアノとかやってると筋肉つかないって思われがちだけど、実は…でしょ?」
「まぁ……重い鍵盤とか運ぶし」
「おおっ! ピアノ筋! ピアノ筋きた!」、
そんな言葉あるかよ、って思いながらもなんかちょっと、笑ってしまった。
— 詩 side —
引越し作業は、とにかくドタバタ!
段ボールを運びながら、柚姉と綾人くんがハイタッチしてるし、怜姉と理人くんは静かに本棚の整理をしてるし、依は結斗くんと一緒におもちゃを並べてる。
「いっくん、これ、ここに置こうか?」
「んっ!」
私は郁斗くんとぬいぐるみを並べる係。ひとつずつ並べていくうちに、いっくんがちょこんと私の足にしがみついてきた。
「うぅ……かわいい……!!」
私のHP、ゼロよ!!!
— 柚 side —
「ってか、家デカっ! マジで迷子なるレベル!」
綾人くんが階段の途中で叫んでた。
「ほんとそれ〜、屋根裏部屋まだ使ってないしね〜」
「屋根裏あんの!?」
「あるよー。隠れ家っぽくてさー」
「今度案内して!」
「いーよ!」
引越しの手伝い!
「じゃあ次はみんな、自分の部屋と共有スペースを整えよう!」
パパの掛け声で、リビングが一気に活気づいた。
「引越しの荷物、トラックからもう届いてるってよ!」と柚姉がスマホを見ながら教えてくれる。
「詩、依、手伝える?」と怜姉が声をかけてくれたので、私と依は元気よく「はいっ!」と返事!
——そう、早坂家は、ちょっとした“豪邸”なのだ。
玄関も広いし、部屋数もたくさんあるし、なんならリビングは二階吹き抜け!
「この広さ、住んでもいいの!?」って朱莉さんが玄関でぽつりとつぶやいてた。うん、最初はみんな驚くんだよね。分かる〜。
「それじゃ、作戦会議しまーす!」
柚姉が声を上げて、玄関ホールにみんなが集合。
大きなホワイトボードまで持ってきて、「作戦名:大引越し大作戦」をでかでかと書く。
「うちの部屋割りはこんな感じ!」
◆ 早坂家:
パパ&朱莉さん → 一階奥の大人の寝室
詩&依 → 二階の子ども部屋その1
怜&柚 → 二階のツインルーム
◆ 朱莉さん側:
理人&綾人 → 二階の子ども部屋その2(仕切り付き)
結斗&郁斗 → 一階の和室(子どもが遊べるスペースに改装中)
「私たち、ちゃんと部屋を確保してるからね!」と柚姉がドヤ顔で言うと、綾人くんが拍手して「えっ、なんかもう完璧じゃん!」って感心してた。
♦︎その他の部屋
音楽室:
完全防音でグランドピアノが2台あるよー!
あんまり入ったことないから、何があるとか全然わかんないけど色んな楽器があるらしい!!
ダンススタジオ(通称:スタジオ):
四方八方がガラス張りになってるんだ!
スピーカーもあるしすごいよねっ!?
— 理人 side —
「……すごい、計画的だな」
ホワイトボードに細かく書かれた部屋割りや荷物の動線。
ダンスの振付と同じくらい緻密。怜さんが少し離れたところでホワイトボードを直してる。
ふと、柚さんがこっちを見てニッと笑った。
「理人くん、力仕事得意? ピアノとかやってると筋肉つかないって思われがちだけど、実は…でしょ?」
「まぁ……重い鍵盤とか運ぶし」
「おおっ! ピアノ筋! ピアノ筋きた!」、
そんな言葉あるかよ、って思いながらもなんかちょっと、笑ってしまった。
— 詩 side —
引越し作業は、とにかくドタバタ!
段ボールを運びながら、柚姉と綾人くんがハイタッチしてるし、怜姉と理人くんは静かに本棚の整理をしてるし、依は結斗くんと一緒におもちゃを並べてる。
「いっくん、これ、ここに置こうか?」
「んっ!」
私は郁斗くんとぬいぐるみを並べる係。ひとつずつ並べていくうちに、いっくんがちょこんと私の足にしがみついてきた。
「うぅ……かわいい……!!」
私のHP、ゼロよ!!!
— 柚 side —
「ってか、家デカっ! マジで迷子なるレベル!」
綾人くんが階段の途中で叫んでた。
「ほんとそれ〜、屋根裏部屋まだ使ってないしね〜」
「屋根裏あんの!?」
「あるよー。隠れ家っぽくてさー」
「今度案内して!」
「いーよ!」