ソウルメイト~男女の親友ってあるの?


「奈緒…」

瀬那が息を弾ませながら丘を上がってきた。

「瀬那…」

奈緒は、瀬那が来てくれるんじゃないかと、不思議とそんな気がしていた。

<やっぱり来てくれた>

という表情で奈緒は瀬那に微笑む。

自然に奈緒の目からは涙がこぼれ落ちていた…。

瀬那は息を切らし、奈緒の横に座り天を見た。

そんな瀬那を見て

「瀬那!何しにきたの?」

奈緒は意地の悪い言い方をし、強がった。

“本当は嬉しいのに・・・”

瀬那は奈緒を見つめ素直に―

「もしかしたら、また大切な人を失うんじゃないかって…」

「馬鹿…、勝手に人を殺すなよ!」

奈緒は微笑んだ。

「奈緒…、俺の気持ちを聞いてくれ」

奈緒は目をつぶり首を振る。

「瀬那、駄目だって!言葉にだしたら終わり…、分かるでしょ…。今の関係以上にはなれないのよ」

奈緒は言葉とは裏腹に嬉しそうな顔をしていた。

「ねえ、瀬那。聞いて…」

奈緒は

瀬那の手を握り、

微笑み、話しだす。

「私…、赤ちゃんが出来たみたいなの」

奈緒は嬉しそうに言った。

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