❁live your life❁


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PPP…PPP…


携帯のアラームの音で目が覚めると、抱きつくように汐月が隣で寝ていた


一瞬、頭がパニックになったけれど昨夜の事を思い出してみれば、あのまま一緒に寝てしまったんだと理解した



ぐっすり眠っている汐月の綺麗な顔を覗き込む



滅多に見られない汐月の寝顔…レアだ



欲望に駆られた私は携帯を手に持ち、シルバーホワイトの髪を、そっと指先で払い綺麗な寝顔を撮影した



暫く彼の寝顔を見つめていると、薄っすら閉じていた瞳が開いた



「おはよう、起きた?」



「ん、おはよ…」



まだ眠たいのか、もぞもぞと擦り寄ってくる仕草が可愛くて思わず笑みが溢れた



私しか知らない姿であってほしい…なんて、彼女でもないのに思ってしまう

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