❁live your life❁
「珠希、今だからこそ言う。ちゃんと聞いてくれ。俺は、ずっとお前が好きだ。離れても忘れられなくて、ずっと会いたくて」
「………え?」
モヤモヤした気持ちと、グルグル回ってた思考が一気に吹き飛んだ
海月は、そんな状態になってる私に構わず話し続ける
「そして汐月も…お前が好きだっだ。だから、俺は汐月が伝えられなかった想いも一緒に…これから沢山、お前に伝えていきたいと思ってる」
海へと沈むゆく夕日が海月のシルバーホワイトの髪をキラキラと照らしている
そんな髪の毛の隙間から覗くその瞳は、真っ直ぐ私を捉えて離さない
「わ…私ね、前……海月が公園で告白されるのを見ちゃったの……その時、その子に言った海月の言葉が…ずっと胸に引っ掛かってて……」
こんな事、わざわざ言わなくてもいいのに……