噂のイケメン探し
「ただいまあ」
はるちゃんが帰ってきた。
心なしか顔が暗い気がする。
「なんだったん?」
「あのさ、去年くらいに私告白してフラレたんだけどさ。その人いたんだよね。最悪」
「「えぇーっ!」」
あたしたちは声を揃えて叫んだ。
「ちょっと静かに!」
「いやいやそれどころちゃうねん。誰なん?その人!」
彩雪は興奮したように言った。
「もうすぐわかるって」
……?
もうすぐわかる?
どういう意味だろう。
さっきからずっとうるさい。
しかも、さっきよりももっと騒がしくなっている気がする。
そして、教室を出入りする女子が目立っている。
バタバタと走りながら。
ちょうど、教室に入ってきた女子にその理由を尋ねてみた。
「ねえ紗理奈、なにしてるの?」
紗理奈はかなり息を弾ませていた。