君の瞳に僕の色は映らない
「おにーちゃん、今日一緒に寝よ?あのくまちゃんと!」
くまちゃんというのは、先日平山さん(たぶんとったのはもう一人の)にもらったぬいぐるみのことだ。
くまのぬいぐるみのなかであまり見ない濃い緑色の。
かなり大きいぬいぐるみで、大きいぬいぐるみはうちにはなかったから、知花は相当気に入ってるようだ。
「うん、いいよ」
「やったあー!」
───そういえば、内村は緑のくまのぬいぐるみをどうしているんだろう。
恐らく内村は、あのぬいぐるみが欲しくて怒ったわけではなさそうだ。
正義感的なものなんだろうか。
僕みたいな、自分のためにすら人に怒ったりできない人間とは真逆だ。
僕には友達がいない。
でももちろん、僕と正反対の内村はクラスのムードメーカー的な存在だ。
僕のことも遊びに誘ってくれるんだから、クラス全員と二人きりで遊んだことがあるのではないかと疑ってしまう。
くまちゃんというのは、先日平山さん(たぶんとったのはもう一人の)にもらったぬいぐるみのことだ。
くまのぬいぐるみのなかであまり見ない濃い緑色の。
かなり大きいぬいぐるみで、大きいぬいぐるみはうちにはなかったから、知花は相当気に入ってるようだ。
「うん、いいよ」
「やったあー!」
───そういえば、内村は緑のくまのぬいぐるみをどうしているんだろう。
恐らく内村は、あのぬいぐるみが欲しくて怒ったわけではなさそうだ。
正義感的なものなんだろうか。
僕みたいな、自分のためにすら人に怒ったりできない人間とは真逆だ。
僕には友達がいない。
でももちろん、僕と正反対の内村はクラスのムードメーカー的な存在だ。
僕のことも遊びに誘ってくれるんだから、クラス全員と二人きりで遊んだことがあるのではないかと疑ってしまう。