ご先祖様の力を借りて。
二人の考えを聞いて、もう一度考える。

やっぱり何かのせいで妖が増えているのかな。

それなら妖が増えている原因が分かっても、その原因を取り除かないと解決はしないと思うけど……

まぁ私には関係ないか。

今まで通り、もらったお仕事をこなしていけばいい。

そう考えて時計を見てみると、七時になっていた。


「朝ごはんを食べにいってきますね」

『いってらっしゃい』

「いってきます」


四人に挨拶をして、部屋を出る。

今日のメニューにはワカメスープがあったと思うから、それにしよう。

ワクワクしながら私は食堂への道を進んで行った。




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