キミの手を握りしめて、離さないで、繋ぎ止めて。



「でも……やっぱ、放ってなんておけない。」

私は1人呟く。
誰もいない部屋に私の声が波が広がるように響く。


ずっと気になって仕方がない、昨日あの時の麗琉くんの瞳と表情。



麗琉くんは苦しそうな顔をして瞳は真っ黒に染まりきっていた。




すべて一人きりで重たい荷物を抱えているような、……あの時の私みたいだった。


麗琉くんはなんでそんな顔をしていたんだろう。




そしてなんで麗琉くんは……人を殺すの……?




麗琉くんは危ない人それでも私は麗琉くんが何者なのか知りたい………知りたいよ。






「あぁーっ、もう。考えても仕方ないや。」



私は頭をぐちゃぐちゃかきむしったあと、切り変えて立ち上がった。





……考えても何もわかんないから私の好きなように動くことにしたのだ。




迷惑になるってことはわかってるけど、何が何でも麗琉くんの世界をこじ開けてやる。




そのせいで負の歯車が噛み合い始めていた。




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ピーンポーンッピンポーン

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