キミの手を握りしめて、離さないで、繋ぎ止めて。
大丈夫……かな、
自分で押しかけておきながら、内心すっごく怖くて緊張していた。
……そんなんだったらわざわざ、自分から変なことに足突っ込まない方が良いのに。
なんて自嘲しながら麗琉くんが出てくれるのを待つ。
プチッ
「……っ!」
出てくれるかどうかは賭けだったけど、良かった……
なんて、ホッとしたのも束の間。
「……はぁ。昨日言ったよね、帰って。」
なんてインターホン越しでも伝わる、いつもと違う冷ややかな声に体がこわばる。
そして、麗琉くんのため息とその言葉に私は昨日が夢じゃなかったと改めて思い知らされる。