今日は我慢しない。
「……三条は、原田と席近いの?」
「え?」
なんで急に席の話?
原田くんは斜め前の席だから、確かに近いけど。
「始まる前、原田が自慢してた。 三条さんと仲良くなったって」
「仲良く……?」
別に仲良くなった気はしてない。
「三条のこと可愛いって」
「ああ、うん」
原田くんはいつも挨拶がわりに可愛いね!と口説いてくる。
可愛いとかキレイとか言われるのは正直慣れてるし、原田くん自身もノリで言ってる感じだから特段気にしてない。
「『ああ、うん』って、それだけ?」
「え? うん」
それ以上特に思うこともないし、なにか言いようがない。
それより用事が済んだなら早く行ってほしい。
「……そっか」
ふわっと笑った佐柳は、ポケットにスマホをしまうと背中を向けて入り口の方に向かっていく。
ふぅ。とりあえず何事もなくよかった。
やつと息がつける。
……と思いきや。
佐柳はボールをひとつ拾った。
「手伝うよ」
「えっ!?」
私の手からボロボロッとバレーボールが落ちた。
「え?」
なんで急に席の話?
原田くんは斜め前の席だから、確かに近いけど。
「始まる前、原田が自慢してた。 三条さんと仲良くなったって」
「仲良く……?」
別に仲良くなった気はしてない。
「三条のこと可愛いって」
「ああ、うん」
原田くんはいつも挨拶がわりに可愛いね!と口説いてくる。
可愛いとかキレイとか言われるのは正直慣れてるし、原田くん自身もノリで言ってる感じだから特段気にしてない。
「『ああ、うん』って、それだけ?」
「え? うん」
それ以上特に思うこともないし、なにか言いようがない。
それより用事が済んだなら早く行ってほしい。
「……そっか」
ふわっと笑った佐柳は、ポケットにスマホをしまうと背中を向けて入り口の方に向かっていく。
ふぅ。とりあえず何事もなくよかった。
やつと息がつける。
……と思いきや。
佐柳はボールをひとつ拾った。
「手伝うよ」
「えっ!?」
私の手からボロボロッとバレーボールが落ちた。