彼女は渡さない~冷徹弁護士の愛の包囲網
「わかったよ。甘えてくれて嬉しかった。これからも畑を通じて友達でいてくれよ」
「もちろんよ。何もかも隠さず話せるのは越してきてからあなただけだった。あなたのお陰で今の私がある。感謝してる。これからもよろしくね」
「ああ。先生、たまにはふたりで食事に行かせてくださいよ」
先生はぴくりと眉を動かして私と佑を見た。
「略奪は罪だぞ」
私と佑は顔を見合わせて笑った。
「略奪されないようしっかりしろよ、先生」
佑はにやりと笑った。
「もちろんだ。佳穂、君も悪いことをしないように」
「どうして信用してないんですか?」
「君はほだされやすい。困った人だからね」
おばあちゃんが先生に頭を下げてくれた。
「先生。佳穂のこと幸せにしてやってください。新しい人生をこの子に……きっとここを出たほうがこの子にはいいと思います。ここは昔のことがありすぎる」
「おばあちゃん!」
「お任せください。命に代えても彼女は守り、そして幸せにします」
「先生……」
「それと、お爺様」
「……はい」
「彼女にご希望されたひ孫ですが、そう遠くないうちにお見せできるよう頑張りますので、どうかお元気で少しだけ待っていてください」
私達は驚いて先生を見つめた。そしてお爺ちゃん達と佑が私をじいっと見た。恥ずかしい。私はびっくりして顔を覆った。先生はにっこりと笑った。佑はチェッと言って出て行った。
「もちろんよ。何もかも隠さず話せるのは越してきてからあなただけだった。あなたのお陰で今の私がある。感謝してる。これからもよろしくね」
「ああ。先生、たまにはふたりで食事に行かせてくださいよ」
先生はぴくりと眉を動かして私と佑を見た。
「略奪は罪だぞ」
私と佑は顔を見合わせて笑った。
「略奪されないようしっかりしろよ、先生」
佑はにやりと笑った。
「もちろんだ。佳穂、君も悪いことをしないように」
「どうして信用してないんですか?」
「君はほだされやすい。困った人だからね」
おばあちゃんが先生に頭を下げてくれた。
「先生。佳穂のこと幸せにしてやってください。新しい人生をこの子に……きっとここを出たほうがこの子にはいいと思います。ここは昔のことがありすぎる」
「おばあちゃん!」
「お任せください。命に代えても彼女は守り、そして幸せにします」
「先生……」
「それと、お爺様」
「……はい」
「彼女にご希望されたひ孫ですが、そう遠くないうちにお見せできるよう頑張りますので、どうかお元気で少しだけ待っていてください」
私達は驚いて先生を見つめた。そしてお爺ちゃん達と佑が私をじいっと見た。恥ずかしい。私はびっくりして顔を覆った。先生はにっこりと笑った。佑はチェッと言って出て行った。