魔法石の密造人2/極限狂乱・犬エルフ・魔女誕生・新しい幸せ

タイムルーパーと犬姫(後日談、一つの可能性)/裏設定アラカルト

1
 ミケナ・フロラは長命な森林エルフなだけではなく、「タイムルーパー」だ。数十年から十年または数年間の周期で、同じ時間を繰り返している。
 だから「複数の過去・現在・未来」を知っていることになる。
 そのうち一つでは、アネットの一人目の子供は「犬姫」(いぬき)で、犬鳴(いなき)レトリバリクスの娘だ。二人目の男の子ハリーはハンスの息子。彼ら二人は無数にある新たな冒険の主人公の一組。
 犬鳴は旧魔王戦役の勇者であるレトリバリクスの娘であるだけに、ファス家の次期当主であるハリーにとっては頼もしい姉である。「父の先妻の仇を討つことに協力した母が、やがて後妻になって自分が生まれた」という認識で、あまり苦悩や葛藤もない。むしろレトは「色々と教えてくれる親戚の叔父さん」みたいになっているそうな。


2
 別のもう一つの未来では、ハンス・ファスが死亡してしまっており、アネットはレトと事実上の結婚している。その場合には、子供は兄がハンスで妹が犬姫(いぬき)。
 さらに別の未来では、レトとアネットは親密な関係にはならないこともあるそうだ。
 ミケナ・フロラが「頭がゆるい」とか「なれなれしい」とか言われるのは、複数の現在や未来の可能性を経験しているために、それらがゴッチャになっているのも大きな裏の理由であるらしい。


3
 時間軸によっては、ミケナ・フロラは悲惨な死を迎える。あるいは仲間が何人も死亡したり、人間陣営が完全敗北して魔族が全世界を支配するディストピアになる。


4(裏設定アラカルト)
 この作中のファンタジー世界は今・現実の世界の「遙かな未来」を想定している。現在の文明や歴史は「有史以前の滅んだ文明」であって、古代遺跡や痕跡として現れてくることがある。
 またエルフやドワーフなどは、遺伝子改良や魔術(有史以前の超科学)によって生み出されたミュータント。既存の人間を超える保護者や伴侶種族を作ろうとした成功作・失敗作であって、混血によって人類全体を進化させる大局目的で作られたことになる。作中世界の「人間の魔術者」たちは、微量の混血の影響によって進化した人間で、エルフなどと同様に魔術(超能力)を使用できる。
 魔族や深淵エルフは、人間に敵対的であったり過度にエゴイスティックだったり、劣化やバグが出た失敗作として位置付けられる。そのあたりの設定や事情は、過去に別作品でも示唆したことがある(最初期世代の始祖エルフの生き残りたちの回想や、意図的に欠陥を克服した最初の魔族とのエピソードとして)。
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