心が解けていく






膝を貧乏ゆすりして、イラついているのが伝わってくる。




そして友基をすごく怖がっているのが、分かる。


怯えてる。



何を言われるのか。もしかして、手を出される?




〝はぁ…〟とわざとらしく大きなため息を吐かれると、空気がピリついた。





「茜音の昔の気持ちを聞かされて、俺にどうしろと?改心しろって?俺を責めたいのか?」


「…」





答えられない。正論だから。




どうしてほしいのか。


謝って欲しいわけでもない。友基を責めに呼んだんじゃない。


じゃあ何のために、来てもらった?




…そうか。


もう会いに来ないでと伝えるために、呼んだんだ。




< 253 / 265 >

この作品をシェア

pagetop