心が解けていく
パパラッチされる!急に背を伸ばして立ったけど、足は真面じゃなくて、ヘラヘラと笑いながら膝から崩れ落ちそうになる。
「立てないでーす」
「そりゃそうでしょ。ほら、茜音ちゃん。家の鍵ある?開けてあげるから、出して」
「鍵はカバンに入ってるんで」
「勝手に探れないでしょ?」
肩を借りたまま、カバンをごそごそ。
舌も回っていなくて、自分でも何を言っているのか、たまに分からなくなっている、重症。
手に冷たい何かが当たってそれを引っ張り出すと、見事に家の鍵が出てきた。
「やった。…、お願いしまぁす」
「はいはい…」