少女と過保護ーズ!!続
「それは俺」




ドォッッ‼‼




「ぐっ‼??」


「八雲さん!!」



八雲さんの方の屋根の一部がっっ!!




「八雲さっ」



砂ぼこりで何も見えない‼



八雲さん‼



「ごほっ!?ごっ‼ごほっや・・・八雲さ・・・」


「そんなに奴が・・・いいかぁ?」




!?


志門‼


あったはずの距離が縮まり、すぐそこに志門が。


そして眼前にはナイフ。


少ない月の光で鈍く輝くソレは所々血が・・・・。


その血は・・・・八雲さん・・・・の?



ぐっ‼


怯むなっ!怯むな、ハイネ‼


八雲さんは生きてる、きっと来る‼


時間を稼げっ‼


もうそんなにないけどっ‼




「あたしを刺すの?」




後退りしながら、聞く。




「・・・・・・刺してやる」


「・・・っっ‼きゃあ!?」




ナイフだけに注意を向けてたら、何かに躓いて尻餅をついてしまう。




しまった‼


と思った時にはニヤァっと嗤った志門が、グッと顔を近付けてきた。



キスが出来そうな距離。



喉にあたるナイフ。




「今・・・俺を好きだと、俺に付いていくと言えば・・・刺さないでいてやるが?」



甘い甘い声で耳元で囁かれ、息を吹きかけられる。



ゾッとした。


吐き気がした。


全身の毛穴が総毛立った。



本当に何回同じ事を言わすんだ、あんたは。


ゴクン・・・とやけに唾を飲む音が大きく響いた。


あたしの答えは決まってる。




「志門」
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