少女と過保護ーズ!!続
「・・・ハァっ・・・ハァっ・・・ハァっ‼」


「誓え。今度は本当に顔に突き立てるぞ」




カタカタカタカタカタカタ



目をカッ開いた志門が身体を震わす。



ナイフは志門の耳ギリギリに振り下ろした。



直前までは目に突き立てる気で振り下ろしてたが。



赤いものが滲みだしてる所を見れば耳が切れたのかもな。



髪の毛に至ってはブッチリ切ってやった。




「出来・・・るわけ・・・ねぇ・・・」




声を上擦らせて言う志門。




「出来るわけねぇだと?」




グッと志門に顔を近づける。



わかるよ、お前の気持ちは。


純真無垢なあのコが欲しいよな。


自分の色に染めてぇよな。


澄んだ声で自分の名前を呼んでほしいよな。



が、そんなこと赦すなよ。



視線がいまいち合わない志門を睨み付ける。





「死ねや」










無表情のまま俺はナイフをもう一度振り上げた。




「八雲さん‼もうっっ‼」


「ハイネ。コイツは今殺らねぇと、お前は一生安心して暮らせない」


「・・・じゃ・・・じゃああたしが殺る・・・。八雲さんが・・・八雲さんが罪を犯すなんて絶対にダメだっ‼」





綺麗な無垢の瞳が真っ直ぐ俺に向けられる。


どこまでも俺の心配を。




「言っただろ?これは俺の役目だ」


「違うっ‼八雲さんっ‼」




駆け寄ってきて俺を止めようとするハイネ。




「後悔しながら逝け」





カッと目を見開いて今度こそナイフを志門の顔に振り下ろす。



恐怖に歪んだ奴の顔が見えた。



その表情に満足した俺は笑う。



奴に更に恐怖を与えるために。



お前はそれだけのことをしたんだよ、志門。









「ああああああ‼わかった‼わかったぁぁぁぁぁぁ‼」




志門が絶叫する。



「八雲さんっ‼」


「もう遅ぇよ」












グシャッッ‼‼‼‼
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