少女と過保護ーズ!!続
「あの二人だけで??」


強盗を??

とてもじゃないけど、あの二人だけで強盗が出来たと……成功したとは到底思えない。


この何個もある模造品も……。


「仲間がいるって言ったろう?"喰種(グール)"これがが奴らのチーム名だ」

「「グーグル??」」


何故か、おっちゃんとハモった。

おっちゃんを見れば????顔。

わかるっ‼

おっちゃんに向かって頷くも……。


「"喰種(グール)"な、"グール"」

「ハイッ‼」


竜希さんに真顔で訂正される。

今日の竜希さんは一味違う……。

ゴックンと唾を飲み込んで、聞く体勢に戻った。


「じゃあコレは……」


模造品を手にする。


「ああ、何人か"グール"の奴をボコッて取ってきた」


ケロッと言ったね。

きっとその口調のごとくケロッとボコッたに違いない。


「アイツらが、お前に言った"とある事件"ってのはあの時には起こってさえいなかった」

「え?」


どういうこと??

でも確かにアイツらは……、


「計画段階だったらしいよ」

「…………ハァ‼??」


麻也の言葉におもわず上がる、すっとんきょうな声。


「計画段階なのに勘違いした、あのバカ二人が"シャーウッド"に乗り込んできた」


ヤレヤレと桂。


「だから"グール"の奴らはバレたと思ってしばらく大人しくしていた。だが」


鯛焼きをようやく飲み込んだ蓮くん。


さすがの"黒豹"も起こってない事件は調べられない。


「だが??」


八雲さんが言い淀む。

何か……言いたくないこと??

不安が表情に出たのか、竜希さんが頭を撫でてくれた。


そしてその体勢のまま、八雲さんの後を受け継いで言ったーー。


「静かに機会を窺ってた奴らに絶好のチャンスがきた」


絶好のチャンス……それは……。

もうわかってしまった。

あたしバカだけど……わかってしまった。


「あたしが拐われた時……だね」


あの時、皆はあたしのために隣県に乗り込んだり、"シャーウッド"を車庫を守るために闘ってくれたりして……。

その後も入院したりでバタバタしたから……。
< 411 / 453 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop