少女と過保護ーズ!!続
ハイネside


おおおおおおおっっ‼??

朝からなんてことするんだっっ八雲さん‼

そして、朝から何言ってんだっっあたしーー‼


なんかちょっと、おかしな体勢で八雲さんが部屋を出ていってすぐに、ベッドの上でのたうち回る。


恥ずかしっっ‼

朝から恥ずか死ぬ‼

でも八雲さんの唇、柔らかいんだよねー。

癖になるという……


だぁぁぁぁ‼

朝から何……etc.

暴れすぎて力尽きる。


ああ、いつもの朝だ。

朝一番に大好きな人に起こされるという最高に幸せな。

帰って来た日常。


嬉しくて頬が勝手に緩む。


「っっと‼そだ、そだ‼」


大事なことを思い出して飛び起きる。

今日は"あの日"やるはずだった、クリスマスパーティをする日。


皆が一生懸命計画してくれたんだ。

2年続けて、良くないクリスマスを過ごしたあたしのためにって……。


本当に。

あたしは幸福者だ。

だから、のんびりしてる場合じゃない‼

朝から準備が待ってる‼


あたしは主役だから、手伝わなくていいって言われたけど、皆と居たいから。

皆といればきっと手伝いだって楽しいから。

クローゼットから動きやすい汚れてもいい服を出して着替え、エプロンをつける。


クリスマスパーティの準備の前にまずは皆の朝ごはんが先だ。

ちょっとだけ、ドキドキする。

皆で揃って朝ごはんも"あの日"以来だから。


早くあたしのご飯が食べたいって、ずっと言ってくれてたから腕によりをかけないとね‼

メニューはいつも通りだけど‼


カーテンを開ければ、朝日が正面から挑んでくる。


おおぅ!!

ちょっと怯んだわ……。

でも今日は良い天気になりそうだ‼


ありがたや、ありがたや。


太陽を拝んでたら


「婆さんやー‼」


なんて声が‼

あたし‼??

あたしな……あっ、違った。

ランニングしてる老夫婦がいた。

お婆さん、めちゃくちゃ速っっ‼

お爺さん完全に置いていかれてるよ‼

お婆さん、待ったげて‼


つい、老夫婦を最後まで見守ってしまった。

最後までお爺さんがお婆さんに追い付くことはなかった……。

少し、切なくなったようなならないような……が‼


「うよっし‼父、母、今日もめいっぱい楽しんで、一生懸命生きてくよ‼」


気合いを入れる。

アイツから貰って(黙って強奪)増えた、父母の写真にいつものように声をかけて、あたしは勢いよく部屋を後にした。



当たり前の毎日なんて、いつ終わるかわからないから

好きな人達が一緒に居てくれる幸せを噛みしめながら


大事に大事に1日1日を過ごしていくよーーーーー。
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