せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
「いや、すまないな。急に訪ねることになってしまって……」
「い、いえ……イルドラ殿下も忙しいですから。もちろん、私の両親も暇ではありません。日程が丁度合うのが今日辺りしかなかったのですから、仕方ありません」
私は、イルドラ殿下に対する自分の思いについて悩んでいた。
ラフェシア様との会話で、私は少し混乱しており、それについて考える時間が必要だったのだ。
しかし、運が良いのか悪いのか、そんな折にイルドラ殿下がエリトン侯爵家を訪ねて来た。彼は諸々の報告も兼ねて、挨拶をしに来たのである。
「むしろ、イルドラ殿下の方が訪ねて来る立場であるのですから大変でしょう。大丈夫だったのですか、本当に?」
「い、いえ……イルドラ殿下も忙しいですから。もちろん、私の両親も暇ではありません。日程が丁度合うのが今日辺りしかなかったのですから、仕方ありません」
私は、イルドラ殿下に対する自分の思いについて悩んでいた。
ラフェシア様との会話で、私は少し混乱しており、それについて考える時間が必要だったのだ。
しかし、運が良いのか悪いのか、そんな折にイルドラ殿下がエリトン侯爵家を訪ねて来た。彼は諸々の報告も兼ねて、挨拶をしに来たのである。
「むしろ、イルドラ殿下の方が訪ねて来る立場であるのですから大変でしょう。大丈夫だったのですか、本当に?」