せっかくの婚約ですが、王太子様には想い人がいらっしゃるそうなので身を引きます。
「意外とやんちゃだったんだな」
「そうかもしれません。両親やお兄様のことを、困らせることもありました」
私は、イルドラ殿下の言葉にゆっくりと頷いた。
昔の私は、今と比べるとかなりやんちゃだったといえるだろう。
そういった気持ちは、いつしか忘れてしまっていた。ここに来なくなったのは、いつの頃だっただろうか。その頃から、今の私はできたといえる。
ただ、だからといって昔の私を忘れた訳ではない。こうやってここに来て、それがわかった。
「イルドラ殿下は、どうだったのですか?」
「俺?」
「ええ、私はイルドラ殿下の話が聞きたいです」
私は、イルドラ殿下をじっと見つめた。
すると彼は、笑みを返してくれる。それは話してくれるということだろう。
「俺は今と、そこまで変わらない子供だったと思う」
「……そうなのですか?」
「そうかもしれません。両親やお兄様のことを、困らせることもありました」
私は、イルドラ殿下の言葉にゆっくりと頷いた。
昔の私は、今と比べるとかなりやんちゃだったといえるだろう。
そういった気持ちは、いつしか忘れてしまっていた。ここに来なくなったのは、いつの頃だっただろうか。その頃から、今の私はできたといえる。
ただ、だからといって昔の私を忘れた訳ではない。こうやってここに来て、それがわかった。
「イルドラ殿下は、どうだったのですか?」
「俺?」
「ええ、私はイルドラ殿下の話が聞きたいです」
私は、イルドラ殿下をじっと見つめた。
すると彼は、笑みを返してくれる。それは話してくれるということだろう。
「俺は今と、そこまで変わらない子供だったと思う」
「……そうなのですか?」