あなたと運命の番になる
「そろそろ帰るか。外にいると冷えてきちゃうね。」

和真はそう言って立ち上がる。
蘭の手をぎゅっと握ったまま。

車まで着くと、和真は蘭にスカートを渡す。

「この前の濡れちゃったの大丈夫だった?あのスカートも凄くかわいかったけど、これ!よかったら着てみて欲しい。」

「いいんですか?」

「もちろん。またデートしてくれる?」

自分は和真とは不釣り合いだと思う。だけど、和真と一緒にいたい気持ちがまさる。

「お願いします。」

「こちらこそよろしく!」

和真はそう言って、頭を撫でて、車を発車させた。

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