あなたと運命の番になる

拓也から話を聞き、母も初めは申し訳ないと気を使うが、蘭の体調や安全性を伝えられ、お願いすることになる。

｢お母さんもいつでも来ていただいて、かまいませんので。蘭ちゃんの体調は私の母が毎日連絡すると言っています。｣

｢ありがとうございます。よろしくお願いします。｣

蘭の母は頭を下げる。

拓也の退勤とともに、車に乗り、蘭の家で荷物をまとめて、拓也の実家に行くこととなる。

母が家で荷物をまとめている間、車内に2人。

｢蘭ちゃん、緊張してる？？
何かあっても大丈夫。すぐに抑制剤飲めばいい。
あと、俺の実家は自分で言うのも変な話だけど、みんな一様にいいやつらだから。気にせず、体休めてね。｣

｢ありがとうございます。｣

蘭はぺこりと頭を下げた。

母が荷物をまとめてやってきたので、拓也は車を走らせた。