あなたと運命の番になる

日曜日の夜、和真から連絡がくる。
連絡先を交換してから、初めてのことなので、蘭はドキッとしてメッセージを開く。

[蘭ちゃん。夜遅くにごめんね。
体調は大丈夫？
次の土曜日、一緒にランチどうかな？]

突然のお誘いに嬉しくなるが、行っても大丈夫かと不安になる。きっと距離が近づけばまた忘れられなくなる。それに今日陽菜から聞いたように、和真は‪α‬でモテる人だ。自分には似合わなすぎてるように思う。

ふと今日買ったスカートが目に入る。いつもより綺麗なファッションが出来たことで、蘭はいつもより、少し自信が持てた。

やっぱりせっかくお誘いしてもらったんだし、行ってみよう！

[土曜日、空いています。
よろしくお願いします。]

送信ボタンを押すのは勇気がいった。
送信後、すぐに既読がつく。

[ありがとう。楽しみにしてるね。]

和真からの連絡に顔が赤くなり、布団に潜った。