初恋愛-ハツレンアイ-
昔取った杵柄と言うわけではないが、俺からしてみればこの手の女は、
自分を可愛いと自覚し、
それを最大限に見せる方法を知っている
そして、狙った男を落とすことに生き甲斐を感じる…
見え見えだ。

「いや、今日はちょっと…」

用事がある、と続けて言おうとした時、恐らくわざとだろうが、田島先生がこちらによろけて来たので、
思わず椅子から腰を上げ、支えてしまった。

田島先生はここぞとばかりに自慢の体を密着させてきた。
お得意の上目使いに口は半開き…
まあ高校生ならイチコロだな。

早く体を離すため、田島先生の両腕を掴もうと顔を下に向けた時、田島先生が待ってましたとばかりにキスしてきた。

しまった…
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