初恋愛-ハツレンアイ-
恐らく『凛の事を想ってのことだから大丈夫。』と言ったはいいが、本当にそうか、俺の気持ちを確認に来たのだろう。
よっぽど凛の事が心配らしい。
まるで親だな…

フフッと思わず笑いが零れた。


廊下に出たやっちゃんは、左側に顔を向け、ギロリと睨んだ。

「立ち聞き?」

そこには壁にもたれたタクがいた。

「まさか、やっちゃんが保健室に入るのを見掛けたから出てくるの待ってたんだよ。」

爽やかスマイルをしたものの

「ウザッ!」

と一蹴…
そのまま去って行くやっちゃんの後を追いながら

「冷たいやっちゃんも好き~。」

タクが言うと

「来るな!」

やっちゃんが叫ぶ。
お馴染みとなった光景が繰り広げられていた。
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