青いベンチ
気づけば見かけるたんびに目で追ってしまう俺がいて、そんな自分にやっぱり俺は恋し

てるとか思ってしまっていて、なんか女子の気持ちがわかるというか・・・

 なんとなく恋する気分をすごく体感した日々だった。

そんなある日、俺はダチから聞いてしまった。そのときカップルの話をしてた時、

 そこで「りおって坂本と付き合ってるんだってよ。」

「りおって山田りお?」そういうと、

「うん。そう、俺見たもん!あいつ等一緒に帰ってたし」

俺はショックだった。相手は坂本克己。 俺と同じ小学校のやつだ。

 俺は山田に対する思いを誰にも言ってなかったから、こいつは悪気がないし知らない

けど俺の中でデリカシーないなと思った。

目で追う俺は続いても、見てて切なくなってしまう俺がいた。

 諦めるしかないだろうか・・・・。

そんなある日アンケートが配られた。

     仲のよい友達を5人書きなさい


なんだコリャ。おそらくクラス替えの参考にするだけだろう。まぁ素直に書くか。

1 野口翼 こいつは小学校から仲いいから絶対だな。今は違うクラスだけど2年は一緒になりてぇー。

2 加藤俊 山田のことを教えたのはこいつだから、若干恨んでもこいつはいい奴だし書くか。

そんな感じで3・4と書いてった。そして最後5だけとまった。

 山田のこと書こうかな・・・。やっぱ諦めらんない。

そんな思いが手を動かした。 山田りお   書いてしまった。

 でもあいつはそんなことを望まない。迷惑だろう。

そう思い消しゴムを持つ。でもとか思ってしまって、葛藤が始まった。

 結局かかなかった。いいんだもう。そう思った。



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