悪徳公爵の閨係~バツ5なのに童貞だなんて聞いてませんッ!~
だがそこにはもうイレナはおらず、キョロキョロと見渡すと端の方でひとりの騎士と談笑しながら頬を赤らめる彼女を見つけた。
「な、なるほど」
どうりで演習場に来たがる訳だ。
彼女には騎士の恋人がいたらしい。
「ところでサシャは何故ここにいるんだ? あ、もちろん来ても全然構わないんだが」
「あ、いやその……野菜の下ごしらえの後、少し時間をもて余してしまって」
「野菜の下ごしらえ?」
「ひょえっ」
さっきまでにこやかだった彼の顔が一気に険しくなりビクリとする。
「……誰がサシャにそんなことをさせたんだ?」
「ち、ちがっ、違います! 私がやりたいとお願いして!」
「サシャが?」
一気に周りの温度が下がった気がし、慌ててそう弁解すると今度は怪訝な顔を向けられた。
「その、日中が暇で少しだけ手伝いを。あ、でも夜疲れて眠らないよう午前中だけしかしておりません! それで……えっと、また時間があいてしまった私の為にイレナさんが連れてきてくれたんです」
「なるほど」
私の説明に一応は納得してくれたらしく、少し考え込む様子を見せる。
「な、なるほど」
どうりで演習場に来たがる訳だ。
彼女には騎士の恋人がいたらしい。
「ところでサシャは何故ここにいるんだ? あ、もちろん来ても全然構わないんだが」
「あ、いやその……野菜の下ごしらえの後、少し時間をもて余してしまって」
「野菜の下ごしらえ?」
「ひょえっ」
さっきまでにこやかだった彼の顔が一気に険しくなりビクリとする。
「……誰がサシャにそんなことをさせたんだ?」
「ち、ちがっ、違います! 私がやりたいとお願いして!」
「サシャが?」
一気に周りの温度が下がった気がし、慌ててそう弁解すると今度は怪訝な顔を向けられた。
「その、日中が暇で少しだけ手伝いを。あ、でも夜疲れて眠らないよう午前中だけしかしておりません! それで……えっと、また時間があいてしまった私の為にイレナさんが連れてきてくれたんです」
「なるほど」
私の説明に一応は納得してくれたらしく、少し考え込む様子を見せる。