総長様は溺愛も暴走する
「そりゃそうだよ」
テルくんはあっけらかんと言い放つ。
「じゃあ、大丈夫かどうか確認したいの。そうしたら、帰るから…」
テルくんと私はじっとお互いの目を見つめ合う。
そして折れたのは―――テルくんだった。
ため息を付きながら、テルくんは広場の一角を指差す。
「向こう。いるよ、紅蓮が。…あと、紅蓮もやばいかもしれない。浪花が相手だからかもしれないけど。
あーあ、だから初歌ちゃんには行ってほしくなかったんだけど…紅蓮のためにも、行ってあげて」