イケメン転校生に恋をした


 「そういう事だったんだ。悪いね」



 山田さんは状況を完全に把握したようだ。


 「いや、そんな……」


 謝られても困るもん。


 「それにしても大翔も大翔だよ。大翔、そういうところ変わってないよね?」


 「え?」

 「そう言う、簡単なことですぐ人と話せなくなるところ。悪いね花、こいつ人と話すのが苦手でさ。子どもの時も僕としか話してないんだ」
 「大翔君、それ事実?」
 「いや、イギリスにも友達はいたぞ」
 「えーそれ初耳なんだけど」


 山田さんは悪戯っぽい口調で言う。


 「うるさい。いいだろ別に」


 そう言って、大翔くんはそっぽを向いた。
< 39 / 86 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop