イケメン転校生に恋をした
「お待たせ、花」
そう言って、優希が来た。
髪の毛はみつあみでまとめられていて、軽い化粧もしている。
服も、センスのいいワンピースも来ている。
優希は元からかわいいのに、そのかわいさに磨きがかかっていて、同性の私でも、ドキドキしてしまう。
どうしよう私なんかよりもすっごくかわいい。
いや、そんな事お考えたらだめだ。
優希は恋のライバル。この子と戦うしかないのだ。
そう考えたら怖くなる。でも、私は絶対負けないんだから。
絶対に、私が彼と付き合いたい。
「今日は映画楽しみだね。どんな映画なのかなって、僕たちが読んだことのある漫画だったね」
「うん」
とはいっても、映画のストーリーはあらすじくらいでしか知らない。
あくまで原作を見たことがあるというだけだ。
今日の映画のあらすじは、お金持ちのキャラの別荘に主人公たちがいくんだけど……そこで陰謀がうごめいていて……と言う感じで、結構な人気があるらしい。
すでに興行収入は、過去のマキバナの映画で一番とか。
「ねえ、花はどのキャラが好きなの?」
「私は……」
どのキャラも魅力的だ。主人公のライバルポジのキャラもいいし、今回の映画には出てこないと思うけど、敵側のカリスマキャラもいい。
というか、魅力的なキャラが多すぎる。
そう、この魅力的なキャラの多さもマキバナの魅力なんだよね。