クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「嬉しいです。ぜひまた浅子さんの料理を食べにきたいです」


「あらいやだぁ、嬉しいわぁ。今度は何を作ろうかしら~」


お母さんは、飛び跳ねるような勢いで騒いでいる。まるで自分の彼氏に言われたみたいに。


「おばあちゃん、楽しそう」


甥の太一が小さな声で笑いながら言った。
3歳の太一は、いつもみんなを癒してくれる最高に可愛い存在。


「太一、よくわかるな。おばあちゃんはイケメンさんに弱いからな」


「まあ、お父さんたら。仕方ないじゃない。こんな美形の男性を前にしたら、女性なら誰だってテンションあがるもの」


「ちょっとお母さん! それはうちの将太に失礼じゃない?」


真穂が大きな声で笑いながら言った。


「あ、将太君、ごめ~ん」


お母さんの言葉にみんなが爆笑する。
確かに将太君は熊みたいにワイルドで頼りになるタイプだから、イケメンとは縁遠い。
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