クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由～隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる～

「HPJ」の本社ビルには、毎日大勢の人が出入りしていて、仕事内容としては、全てのマネイジメント、人事、経理などの「総合職」と、専門的な分野で業務にあたる「専門職」に分かれている。
私が配属されている部署は専門職の「企画部門」だ。


1口で専門職といっても、たくさんの部門がある。「技術部門」は、アトラクションの設計や維持、ITエンジニア、商品などをデザインする仕事。
「接客部門」は、その名の通りテーマパークの運営、お客様を接客するスタッフなどが所属する。


私がいる「企画部門」もまた、名前の通り、イベントの企画や、アトラクションに対しての企画も行う、集客を担う大切な部門だ。


高校時代に遊びに行った思い出が忘れられなくて、非日常を味わえるテーマパークに関わりたいとの単純な理由で入社した。
夢と希望を詰め込んだ会社の一員でいられることに私は誇りを持っている。