クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「……ああっ、詩穂……ちゃん。好きだよ、ものすごく可愛い」


「私も、拓弥さんが好き……はああんっ、た、拓弥さん!」


2人の体が激しく揺れる。
ベッドのきしむ音がして、シーツはもはや原型がない。


そして、数分後――
私達は幸せの波に飲み込まれながら、最高の瞬間を2人で同時に迎えた。


「詩穂ちゃん、結婚しよう」


「えっ」


まだひとつになったまま、息も上がっている。
この状態でプロポーズされるなんて……
ううん、ひとつになっているから、今、言ってくれたんだ。


「俺には生涯君しかいないから」


「嬉しい……です。私も拓弥さんとずっと一緒にいたい」


「もう、離さない。君は俺のかけがえのない人。だから、どんなことがあっても君を守るから」


「拓弥さん……」


「この想い、君に伝わるまで何万回でも言い続けるから」


キスと熱い抱擁の後、私達は初めて一緒のベッドで朝まで眠った。
夢の中でも拓弥さんに抱かれていた私は、この先、何があってもこの幸せを手放さないと深く心に誓った。
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