クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
将太君の気持ちが気になっていたけれど、賛成してくれてホッとした。


「パークの閉園時で良ければ、野外にショーを行う大ステージがあるのですが、そこで『ハピプレ』のキャラクター達とニケダンサーズにも協力してもらって、お祝いムード溢れるダンスや歌の結婚式にしたいと考えています。彼らなら、最高に盛り上げてくれるはずです」


「えー!! 『ハピプレ』で!! そんなことできるんですか!?」


拓弥さんの提案に、将太君も真穂も死ぬほど驚いている。


「はい、ぜひ」


確かに真穂の驚きには納得できる。
あの夢の舞台での結婚式なんて、私も最初は信じられなかった。


この前、「YUKATAでダンス」を拓弥さんと見た時の感動は今でも鮮明に思い出せるし、ニケやニケダンサーズまでお祝いしてくれるなんて、本当ならありえない。
< 193 / 278 >

この作品をシェア

pagetop