クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由～隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる～

春が来て、拓弥さんが保護者会の「会長」になった途端、みんなが色々なイベントに協力して参加してくれるようになった。


屋台が出たり、地域の人も参加できる毎年恒例の「桜まつり」には、過去最高の人数が集まって、園内に入るのに入場制限がかかる事態になった。
拓弥さんを一目見ようと、子ども達の親戚やら、ママさん達の女性の友人までもが列を作っていたからだ。
まるでアイドルか俳優のような人気ぶりだ。


その後も、「ハピプレ」の副社長だということがどんどん広まっていき、拓弥さんの人気はさらに加速していった。
おかげで、「夏祭り」も「運動会」も、様々なイベントが大成功し、園の先生達はこの状況をとても喜んでくれていた。


「クリスマス会」では、社長である拓弥さんのお父様から、園の生徒達全員とその御家族に「ハピプレ」のチケットがプレゼントされた。
サンタクロースに扮したお父様が、みんなにプレゼントを配ってくれ、みんな大喜びだった。