クールなイケメン御曹司が私だけに優しい理由~隣人は「溺愛」という「愛」を教えてくれる~
「た、拓弥さんは桐生グループの御曹司です。『ハピプレ』を経営してる側の人ですよ。きっとみんな桐生課長に気づきます。それでもし、ありもしない噂とか立てられたら、私、責任取れません」


拓弥さんがパークにいたらあまりにも目立ち過ぎてすぐにバレてしまう。
2人だけで行くなんて、絶対に無理がある。


「ずっと海外だったし、ガイドのみんなは俺のことは知らないよ。でも、もし誰かに気づかれたとしても……そんなのはたいした問題じゃない」


「は? な、何言ってるんですか! いいわけないです。私達はただの……」


勢いよく言ったものの、言葉に詰まり、その先が出てこない。
私達はただの……隣人? 上司と部下?


「とにかく、このイベントには必ず参加しておきたいんだ。これからの『ハピプレ』のためにも」


「……『ハピプレ』のため……。わ、わかりました。そういうことなら……お供します」


「良かった。また連絡する」


「は、はい。よろしくお願いします」
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